ワイド団信で住宅ローンを選ぶポイントは?

ワイド団信は健康上の理由で一般団信に加入できない方も、金利に多少の上乗せをすることで団信に加入して住宅ローンを借りることができる優れた仕組みです。

ですが、どの金融機関の住宅ローンにもワイド団信があるわけではなく、また、ワイド団信がある住宅ローンそれぞれの違いも分かりにくいものです。

こちらではワイド団信で住宅ローンの選ぶ際のポイントをご説明します。

ワイド団信がある住宅ローンでは何を重視すべきか?

ポイントをあげる女性

ワイド団信(引受条件緩和型団体信用生命保険)で住宅ローンを選びたい方にとって、各銀行のワイド団信付き住宅ローンの違いは分かりにくいかもしれません。

これはワイド団信の引受保険会社の種類がそれほど多くないことが理由の一つです。

ワイド団信の引受保険会社は、クレディ・アグリコル生命保険、カーディフ生命保険、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険など数社で、数はそれほど多くありません。

そのため、ワイド団信が利用できる住宅ローンを選びたい方は、何をポイントに選んだらよいのか迷うこともあるでしょう。

そうした違いが分かりにくい、ワイド団信がある住宅ローン選択で重視するべきポイントは「病気の引受実績」、そして「上乗せ後の金利」です。

ポイント1.病気の引受実績

1つ目の選択のポイントはワイド団信の病気の引受実績です。

利用者の方が現在不安を抱えているご病気の引受実績があるのかどうかは最も重要なポイントです。

ワイド団信の引受実績とは例えば以下のような実績例です。

代謝異常による病気

糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など

心臓・血圧の病気

狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)など

脳の病気

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など

精神・神経の病気

うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など

食道・胃・腸の病気

潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど

肝臓・胆道・膵臓の病気

肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど

腎臓・尿路の病気

腎炎・糸球体腎炎、IgA腎症、腎臓機能障害、腎臓結石、蛋白尿、ネフローゼ症候群など

呼吸器(胸部)の病気

喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など

目・耳・鼻の病気

緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など

ホルモン・免疫異常による病気

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど

血液・造血器の病気・異常

貧血、赤血球・白血球の数値異常など

妊娠・女性特有の病気

妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など

引用元:auじぶん銀行

こうした実績例を見て、ご自身が不安を抱えているご病気がこれまでに引受実績があるかどうかをチェックされるのがまず第一のポイントです。

もちろん、ワイド団信に加入できるかどうかは病名だけで決まるものではありません。

ですが、引受実績があれば、ワイド団信のある住宅ローン利用の有力な候補先になります。

そして何よりも大変心強いのではないでしょうか。

引受実績例が公開されていることもポイント

上であげた例のように金融機関の住宅ローンのホームページなどでワイド団信の引受実績例がきちんと公開されていることは利用者の方からすると安心ができると思います。

引受保険会社が同じであれば、ほぼ同様の実績とは考えられますが、それでもきちんと住宅ローンのホームページに引受実績が記載されているのと、そうでないのでは印象が違ってきますね。

ホームページにワイド団信を利用できるという記載はあっても、引受実績までを載せている金融機関は意外に多くはありません。

選択する際はそうした点もご注意いただくと良いでしょう。

ワイド団信の審査を通るコツ

それから、ワイド団信を利用する際に気になるのは、保険会社による審査ではないでしょうか。

ワイド団信の審査を通るコツがあるとすれば、それは現在不安を抱えていらっしゃるご病気の症状や治療状況をきちんと正確に告知することです。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、そもそも団信は告知内容に事実と異なる点があった場合、告知義務違反となり、最悪の場合には保険金が支払われないという事態にもなってしまいます。

それだけでなく、近年は医療技術も進歩を続けているため、以前は団信に加入できなかった病気でも、今は加入できる場合もあります。

そのような判断も正確な告知がなければできません。

そのため、ワイド団信の告知も症状や治療状況をできるだけ正確に告知しておくことが審査を通過するコツなのです。

また、引受実績に記載のないご病気の場合もあきらめずにワイド団信利用を申し込んでみることもおすすめします。

ポイント2.上乗せ後の金利

2つ目の選択のポイントは住宅ローンならば気になる金利です。

ワイド団信は金利の上乗せをすることで利用が可能になります。

上乗せ金利は0.2~0.3%程度の幅ではありますが、各金融機関で違いがありますから、ワイド団信のある住宅ローンの利用では上乗せ後の金利がどうなるかをしっかりと見極めることも大切な選択のポイントです。

ワイド団信がある住宅ローンの上乗せ後の金利を比較してみましょう。

比較するのは、ソニー銀行、auじぶん銀行、イオン銀行で、3行ともワイド団信の引受保険会社はクレディ・アグリコル生命保険です。

3行のうち、ソニー銀行のサイトではワイド団信の引受実績は公開されていません。

今回この3行を取り上げたのはワイド団信が利用できることはもちろんですが、金利の低さに定評があり、いずれも顧客満足度が優れた銀行でもあるからです。

比較:変動金利

順位 銀行名 上乗せ金利 変動金利 上乗せ後金利
1 ソニー銀行 0.2% 0.457% 0.657%
2 auじぶん銀行 0.3% 0.457% 0.757%
3 イオン銀行 0.3% 0.52% 0.82%

比較:固定10年金利

順位 銀行名 上乗せ金利 固定10年金利 上乗せ後金利
1 auじぶん銀行 0.3% 0.550% 0.850%
2 イオン銀行 0.3% 0.69% 0.99%
3 ソニー銀行 0.2% 0.880% 1.080%

※各行とも2020年2月現在の適用金利。
※ソニー銀行の変動は変動セレクト住宅ローンの金利、固定10年は住宅ローンの金利。
※auじぶん銀行の変動は全期間引き下げプランの金利、固定10年は当初期間引き下げプランの金利。

こうして見ると、ソニー銀行は変動金利で最も金利が安く、固定10年金利ではauじぶん銀行が最も安いですね。

2行に比べるとイオン銀行はやや劣る感じです。

総合的には変動2位、固定10年1位のauじぶん銀行の安定した金利の安さが目立ちます。

ここで比較した3行以外でも、大手都市銀行や地方銀行でもワイド団信は利用できます。

ですが、ワイド団信の上乗せ金利後の安さの観点で見た場合、いずれもこの3行よりも金利は高くなる傾向にあるでしょう。

まとめ

ワイド団信で住宅ローンを選ぶ際のポイントをご説明しました。

ワイド団信がある住宅ローンの判断に迷ったら、病気の引受実績上乗せ後の金利の2つのポイントから比較して選んでみるのがよいでしょう。

今回ご紹介したワイド団信が利用できる住宅ローン中では、auじぶん銀行の住宅ローンが、幅の広い病気の引受実績をサイトでも公開しており、また金利も変動金利、固定金利とも安定した安さがありました。

auじぶん銀行は三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資で2008年に設立したインターネット銀行です。

比較的新しい銀行ですが、auじぶん銀行の住宅ローンは2016年12月にソニー銀行や住信SBIネット銀行といったネット銀行を追い抜いて、ネット銀行中で最速の住宅ローン融資実行額1,000億円の突破を達成するなど、最近利用者が増えています。

auじぶん銀行の住宅ローンでは、まず一般団信の査定を保険会社が行い、加入できない場合にワイド団信の査定へと進みます。

そのため、ワイド団信に申し込むには、まず公式サイトで仮審査の申込から始めます。

住宅ローン仮審査の申込後に、専用のウェブサイトから団信の申し込みを行います。

仮審査の結果は最速で当日中にメール連絡が来ます。

この仮審査の申込はauじぶん銀行に口座をお持ちでなくても可能です。

ワイド団信があるauじぶん銀行住宅ローンは以下の公式サイトから仮審査申込ができます。

auじぶん銀行